アシㇼパの心の機微に敏感に気づく尾形、そして近づく杉元。3人の結末は・・・!?
前回までのあらすじ
亜港監獄を爆破し、アムールトラと対決した後、脱獄しキロランケやアシㇼパと顔を合わせたソフィア。彼女の話からアシㇼパは父であるウイルクの名の由来を聞くことになる。アシㇼパはその話を聞いた事で何かを思い出す。そしてその微妙な変化に尾形だけが敏感に察知しているのでした。
そしてその頃、流氷に乗ってアシㇼパ一行とはぐれてしまった白石。そこで流氷がひっくり返り、以前のウィルタの占い通り、死を予感させる。覚悟した白石の手を掴んだのは、なんと死んだと告げられていた杉元その人だった。そうして杉元は白石の名を呼び、笑いかけるのだった。
第11話のあらすじ
前回、ラストで白石は危なく流氷がひっくり返り、海に落ちそうに。そこで以前貰ったおまもりを使い、なんとか食らいつくがそのおまもりも虚しく、折れてしまう。死を覚悟した白石の手を掴んだのはなんと杉元その人だった。
再会を喜んだのもつかの間、杉元はキロランケと尾形の計画を白石に話し、すぐさまアシㇼパを奪還すべく走り出す。
その頃、アシㇼパと言えば何故父が忘れてはいけないと告げた秘密のことを自ら忘れたのかを自問する。しかしそこにはアシㇼパが感じた別れの寂しさがあった。何かを思い出したと勘づく尾形は、雪が酷くなってきたことで燃やせるものを探すと告げ、キロランケからアシㇼパを離し、暗号の意味を問う。
そして鯉登一行と言えば、吹雪の中杉元を追いかけていた。するとその中で灯台に住む夫婦の娘であるスヴェトラーナを見つける。月島は見て見ぬふりをしようとするが、結局彼女に声をかけ、スヴェトラーナに両親に生きていることを話すだけでもするように進言するのだった。しかしスヴェトラーナは自信が犯した罪のために、両親に話すことができないと告げるのだった。
そしてアシㇼパに話を聞い出そうとする尾形はすぐ後ろに杉元が迫っていることに気づき、驚くのだった。
感想と見どころ
今回はかなり激しい回であり、仲間だった人物たちがどんどん仲違いしていきます。
仲間というか、共通の目的を持って一緒にいただけ、と言うのが正しいのでしょうがなんだか寂しくなる回でした。
そして私は毎回の如く、尾形推しなためこの回はかなり原作を読んでから楽しみでした。ここ最近少しまた話はじめた尾形でしたが、この回では自信の実は秘められた後悔を感じることの出来る回でとても良かったです。そして彼は実は故郷へ帰りたかったり、あんこう鍋が食べたかったりと実は過去に一番囚われているキャラクターなんだな、と感じました。そして実は杉元とアシㇼパさんの関係が羨ましくもあったのかな?とも思える一言が。「俺ではダメか・・・」という言葉がなんだかずっしりきます。
そして鯉登少尉を助けよう庇った月島が怪我をしたところ、そしてキロランケに激しく殴られ、怪我をした谷垣。その光景を見た鯉登少尉の「よくも私の部下たちを!」とキレるシーンがなんだか素敵でした。普段ぼんくらっぽいのに、このシーンがあまりにも格好よく、普段からは考えられないようなキャラ変に驚きます。
そしてアシㇼパさんに自信を殺させ、清い人間はいないと証明しようとする尾形。そのシーンからの杉元登場。しかしその結果尾形は瀕死の怪我をします。ここまではかなり怒涛なシーンだったのに、急にギャグパートを交えてくるのがゴールデンカムイの面白いところです。
それで良いのか?と問いたくなるシーンがありますが、敢えて表記はしないことにします。しかし杉元と再開したアシㇼパさんが可愛らしく、本当にこの2人の関係性が良いなぁとも思えるシーンでした。
次回の展開予想は・・・!?
次回ついに第3期最終回となります。
キロランケ対鯉登少尉は一体どうなるのか、杉元一行は無事に北海道へと戻ることができるのでしょうか!?
激しすぎる戦いの先に見える未来とは一体・・・。次回もとても楽しみですね!