ゴールデンカムイで飛び交うアイヌ語、いくつ分かるかな!?
作品内でアシリパさんが話すアイヌ語について調べてみました!
アニメ・ゴールデンカムイには多数のアイヌ語が登場します。
今回はアシリパさんが劇中で簡単に教えてくれているアイヌ語を少し調べてみました。
まずはアイヌ語ってどんなもの?現在はどんな風な扱いに?
現在では危機に瀕する言語として「極めて深刻」呼ばれ、話すことのできる方は、2007年当時で10人と言われていました。
北海道内でも日高山脈を境に二分され、たくさんの方言がある様です。
実際北海道に現存する市町村の名前がほとんどがアイヌ語が起源なため、北海道民でもたまに読みにくい名前のところが多く現存しています。
アシリパさんが話すアイヌ語集
ヒンナ
アシリパさんたちアイヌの方たちがなにかをもらい、感謝するときに使う言葉です。
劇中では主に食事の時に使用しています。命をいただくことに感謝ということでしょうか。
チタタプ
チタタプはアイヌ語の料理方法です。刃物で叩き、挽き肉状にしていただくものです。
オソマ
アシリパさんが大好きオソマ。アシリパさんは劇中で何度も叫ぶオソマ。こちらの意味はウンコですね。味噌のことも彼女はオソマと呼びます。
コタン
村や集落の意味ですね。
ゴールデンカムイには多数のコタンが登場します。そこにはそれぞれアシリパさんの祖母の兄弟姉妹がいたりとなかなかに賑やかそうでしたね。
イカッカラ・チロンヌプ
インカラマッのことをアシㇼパさんは初めから疑っていました。
この事から「誑かす狐」の意で彼女をイカッカラ・チロンヌプと呼びました。チロンヌプのみですと狐という意味らしいですね。
アチャ
アシㇼパさんが父・ウィルクを呼ぶ時に使っていた言葉です。お父さんという意味のようですね。
クトゥラ シサム オハウ オロ シ オマレ ワ エ
谷垣と初めて出会った時に、アシㇼパさんが話したアイヌ語でした。
日本語の分からないフリをするためとは言え、一緒にいた男は汁物にウンコを入れると告げています。まさか過ぎる一言でしたね。
後にインカラマッと初対面した時もシサムの部分をスギモトと変えて彼女に伝えました。
インカラマッは勿論、アイヌ語の分かるキロランケはニヤついてましたね。
ニシパ
インカラマッがよく谷垣を呼ぶ時に、谷垣ニシパなどと使用していた言葉です。
意味は旦那などの意味があります。
アットゥシ
谷垣がアシㇼパさんのコタンで着ていた服のことですね。
乾きやすい素材でとても着やすいそうです。日本語では厚司と書くようですね。
ホロケイカムイ
狼の意ですね。アシㇼパさんの山の相棒・レタラのことをこう呼ぶこともありました。
キムンカムイ
山の神の意であり、ヒグマのことです。
このことからかなりヒグマを大切にしていることが分かりますね。
アイヌ語の料理名などを調べてみました!
ゴールデンカムイではかなり美味しそうな料理も沢山登場します。その中から分かりやすい物を調べてみました!
オハウ
熊や鹿などの肉と共に、山菜などを鍋で煮込んだものです。
これに味噌を入れると美味しいそう。
なんだかお腹が空く内容ですね。
ルイペ
鮭などの魚や肉を氷点下の外吊るし、凍らせる冬の珍味ですね。
筆者の祖母などがよく作っていた、北海道ではポピュラーな物です。最近ではあまり作っているところを聞きませんが、たまにスーパーなどでも売っている代物ですね。
ラッコ鍋
釧路でアイヌのおじいさんが、谷垣とインカラマッに渡した、ラッコの肉で作ったもの。
ラッコはその肉を食べると欲情してしまうとのことなので、一人で食べるのは禁忌なのだそう。それを知らなかった杉元たちがちょっと大変な目に遭いましたね。
まとめ
作品内で登場する簡単なアイヌ語を少し調べてみました。
現在も北海道には現存する地域等で目にすることの出来る名前などもあり、なかなか興味深い物ばかりでした。
このアイヌ語を知った上で改めてアニメを見るとまた面白いかもしれません。
第4期が待ち遠しい中で少しばかりアイヌ語に触れてみてはいかがでしょうか!?