半妖の夜叉姫20話の内容おさらい
とある谷へ向かうせつな。
ついてきたとわは、そこがかつて幼いせつなが暮らしていた里だと教えられます。
そこは百鬼蝙蝠と人間の間に生まれた半妖・紫織が結界を張って守り、多くの半妖の子供たちを匿っていた隠れ里。
せつなはその里でしばらく暮らした後、楓の村で暮らしますが、再び隠れ里へ戻っていました。
しかしある日、結界を張る妖怪が妖力を失うのが蝕の日だと調べをつけた蛾ヶ御前が手下を連れ、半妖の子供たちを食おうと襲撃してきます。
蛾ヶ御前がせつなに剣を振りかざした瞬間、後をつけてきていた弥勒が登場。
お札を投げつけますが惜しくも切り捨てられ、弥勒は突き飛ばされてしまい、せつなも蛾ヶ御前の糸で捕らえられてしまいます。
蛾ヶ御前が紫織たちに襲い掛かろうとしたその時、せつなの中の妖怪の血が目覚め、一気に引き裂いてしまいます。
それでも血が収まらないせつなは、紫織達にも襲い掛かろうとしますが、弥勒が長刀を媒介に封印を施し、事なきを得たのでした。
第21話 虹色真珠の秘密 あらすじ
時は鎌倉時代。
犬の大将の死を悲しんだ是露は、心も涙も妖力も捨てると四魂の玉に願いをかけ、流した涙が強い妖力を秘めた七つの虹色真珠になりました。
理玖はその真珠を是露のために密かに集めていました。
朔の夜、妖力を失い黒髪になったとわは、楓から母りんの話を聞きます。
りんはとわ達を生んだ後、姿を消したとのこと。
深夜、夢の胡蝶を見かけたとわは、理玖と再会。
そこへ、朔のとわを狙って饕餮が襲撃します。理玖はとわを守ろうとしますが…。
(アニメ 半妖の夜叉姫 公式サイトより)
アニメ半妖の夜叉姫21話の見どころと感想
麒麟丸と支配下の理玖
今回の物語は、200年前犬の大将が死神鬼や竜骨精と戦い、深手を負っていた時期の麒麟丸一派の話し合い場面から始まりました！
竜骨精と言えば、アニメ犬夜叉の中では“かつて東国を支配していた竜の大妖怪”とされていた妖怪です。
あの強い犬夜叉であっても、倒すのにかなり苦戦した相手であったと記憶しています。
そんな竜骨精によって痛手を負った犬の大将の話を聞きつけ、窮奇と渾沌が「今こそ犬の大将を倒して天下を取りましょう」と麒麟丸に話を持ち掛けたのでした。
しかし、麒麟丸は「相手が弱っている時に倒そうなんて、そんな姑息な戦いはしたくない」と2人の提案を突っぱねていましたね。
犬の大将にご利益のある薬草を届けるようにと理玖に命じていました。
普通の妖怪であれば、相手が弱っている隙を狙って倒しに行きそうなものですが…。
生真面目で曲がったことを嫌う麒麟丸の性格に、私はどこか人間味を感じてしまいました。
そして理玖ですが、物語中の紹介文に“麒麟丸の配下 理玖”と書かれていました。
麒麟丸と理玖はもしかしたら親子関係なのではないかと思っていましたが、これを見ると親子ではないのかもしれませんね。
200年前麒麟丸に仕えていた頃の理玖は、目はうつろでどこか人の心が抜けてしまっているような不思議な印象でした。
とわ達と出会ってからの理玖は、どちらかと言えば人間らしい感情を持った成り立ちに見えます。
感情を持たない理玖の姿を見て、私は犬夜叉の中に登場した神無を思い出しました。
神無は奈落の体の一部から作り出された分身で、感情を表に出すことのない無表情な人物でした。
もしかしたら理玖も神無のように、麒麟丸の体の一部から切り離された分身で、徐々に感情を持つようになったのかもしれないですね！
せつながとわに抱き着く理玖に向かって「麒麟丸と同じ匂いがする」と話していたので、その可能性は十分にあると思います。
神無は結局、奈落の策略の中で滅ぼされ悲しい最期を迎えましたが、理玖もまさか最終的に麒麟丸に倒されてしまうのでしょうか…。
麒麟丸の分身かどうかもまだ分かりませんが、理玖には神無のような悲しい死に方はしないでほしいと思ってしまいます！
あと残り数回の物語の中で、理玖と麒麟丸の出会いについても明らかになっていって欲しいですね！
是露の涙と虹色真珠
理玖は麒麟丸に命じられて犬の大将に薬草を届けようとしましたが、その前に屋敷が燃えて滅んでしまいました。
それを知った是露が悲しんで涙を流し、四魂の玉に願いを込めて作り出されたのが虹色真珠だったのですね。
犬の大将が滅びることがどうしてそんなに悲しいのか、その理由は明らかにはなりませんでしたが、かなり号泣していました。
是露は虹色真珠を作り出した後、スッキリとした表情で「自分は妖怪ではなくなった」と話していましたが、一体何になったのでしょう？
確か麒麟丸を倒すのは、人間でもなく妖怪でもない存在だと予言されていましたが、妖怪でなくなった是露こそ、その存在に当てはまるのではないでしょうか…？
もしかしたら麒麟丸を脅かす存在は半妖のとわ達ではなく、意外とすぐ近くにいるのかもしれませんね。
虹色真珠を集めている理由
そして今回、理玖が虹色真珠を集めている理由が明らかになりました！
虹色真珠はもともと是露の涙、その真珠を七つ集めて是露に返そうとしているということでした。
返してどうなるのかははっきりしませんでしたが、目的が分かっただけですっきりしました！
理玖はとわの持つ虹色真珠を奪うタイミングを伺っていたようでしたね。
さりげなくとわに虹色真珠を集めている話をしたり、饕餮からとわを守るしぐさを見せてみたりと、とわの性格を分かった上で上手く誘導して真珠を手に入れたように見えました。
とわはまんまと理玖の策略に乗ってしまったという感じですね！後から理玖が麒麟丸と繋がっていることを思い出し、慌てていましたがすでに遅し…。
今後その渡してしまった真珠がどうなるのかも注目ポイントですね！
次回の展開予想
第22話では、ついに弥勒と珊瑚の双子の子供・金烏が登場します！
今まで姿を見せていなかったので、金烏はすでに存在していないのでは？と思っていましたが、御健在のようで安心しました。
そして犬の大将や刀々斎も登場するようです！声優さんが変更になっている人物もいるようなので、そこにも注目して見ていきたいですね。
次回は是露が悪さを働き、せつなの封印が解かれてしまうようです。妖怪化したせつなの暴走を止めるのは誰なのか。
予告ではとわともろはでは手に負えないような描写が映っていたので、もしかしたら法力を持った金烏が止めてくれるのでは…？と期待しています！
次回も楽しみです！
